学校だより
創立40周年『自立』
校長 坂東 千里
梅の花が咲き始め、春が確実に近づいてきました。3年生は無事に県公立高校の受検を終え、保護者の皆様や教員も含めほっと一息といったところです。
1月28日~30日の3日間、人やものを大切にする青学年(2年生)は、リニューアルされた舘岩少年自然の家を拠点に、スキー実習等の自然の教室に行って来ました。感染症などを心配していましたが、保健室利用者0人と元気いっぱいに、計画通り過ごすことができました。リーダーとして成長した実行委員をはじめ、全員が一人1役以上の役割を果たし、自覚と責任そして団結力を随所に見せてくれました。また、どこに行っても、お世話になった方々から揃って「挨拶が素晴らしい」と褒められ、更には、同日宿泊した他校の校長先生から「うちの生徒にも見習わせたい」と言って頂くほどでした。そんな青学年は、スキーの上達も早く、何度転んでも音を上げないガッツに感動しました。(毎年のことながらリフト降車の補助に入る教員、初級者を個別に受け持つ教員…献身的な姿に頭が下がります)雪上レクや温泉、部屋の自由時間、夜の学年活動キャンドルファイヤーなど、はじける笑顔を見ていると、学校の顔として役目を立派に果たした3年生から、一回り成長した2年生にバトンタッチができると確信することが出来ました。
話は変わりまして、プロ野球選手の大谷翔平ら多くの「超一流選手」の親を取材し、書籍「天才を作る親たちのルール」を著したスポーツライターの吉井妙子氏の記事をご紹介します。「両親たちの姿勢には個性がありながら多くの共通点がある。それは、頭ごなしに怒らないこと、そして、子供の考えを否定しないこと…『なぜできないのか』『お前はダメだ』と言われた瞬間、子供は強烈なコンプレックスを植え付けられてしまう。その二つを『しない』ことが、子供たちの個性を大きく育てているのです。…そもそも『やりたいことを楽しくやらせる』がモットーだった大谷の父・徹さんは、息子に『野球の練習をしろ』と注意することは一切なかった。…大谷は、幼い頃から大それた目標を臆することなく口にしてきた。この背景にも『子供が思ったことを大人の顔色を窺わずに言えるように』と願う両親の深慮がある。徹さんと母・加代子さんは、大谷が小さい頃に一つの誓いを立てた。それが『子供の前で絶対に夫婦喧嘩をしないこと』だった。…親が喧嘩をすれば、居心地が悪くなり、顔色を窺うようになる。ご両親は家庭の雰囲気をいつも朗らかにして、子供たちが話したいことをなんでも話せる空気を作っていた。おかげで、大谷選手は反抗期もなく、中学2年生までお父さんとお風呂に入っていたそうです(吉井氏)」練習の無理強いはせず、家庭は明るい雰囲気を保つ…。この話は、学校においても同じことが言えると感じます。子どもたちを取り巻く私たち大人が、より良い環境をしっかりと整えていきたいものです。先日、3年生のあるクラスの道徳の授業では命の尊さと自分の生き方について学んでいました。「生まれてきてくれて、ありがとう」「生んでくれて、育ててくれて、ありがとう」親から子へ、子から親へ…普段は面と向かって言えない思いを、担任が橋渡ししたメッセージに涙が止まりませんでした。
保護者、PTA役員、協力隊、そして地域の皆様、1年間、温かく見守って頂き誠にありがとうございました。引き続き、本校の教育活動にご理解、ご協力をお願いいたします。