学校だより
創立40周年『 響力(きょうりょく) 』~合唱コンクールスローガン~
校長 坂東 千里
去る10月19日(土)創立40周年記念式典・合唱コンクールにおいては、多くのご来賓の皆様や地域の皆様、そして670名を超える保護者の皆様のご臨席のもと、盛大に挙行できましたことに深く感謝申し上げます。第Ⅰ部の式典では、生徒会や代表生徒によるインパクトある発表のお陰で、思い出深いひと時を共有することができました。最後の校歌斉唱は、レイボック・ホール一杯に歌声が響き渡り、未来に向けた力強い一歩となりました。
気持ちが高まったところで第Ⅱ部の合唱コンクールが開催され、各クラスの団結力に感動し、心が震えました。特に3年生は、全5クラスとも差がなく、どこが金賞をとっても納得できる出来栄えでした。そして何より、伝統の学年合唱「ふるさと」は、呼吸するのを忘れてしまうくらい圧巻で、気が付くと涙が溢れていました。毎日の放課後練習をはじめ、3年生は自主的に昼休みもパート練習を行うなど、その努力は素晴らしいものでした。どの学年も学級担任や学年担任は、常にクラス練習に付き添い、生徒たちと向き合っている姿に頭が下がります。勝っても負けても、クラスの仲間と担任、その絆は一生の宝物です。
また、小中連携としてご協力を頂いた、特別審査員の芝川小学校音楽専科、片岡 萌先生から「二東生全員が、合唱を楽しんでいるのが伝わってきた。1年生の元気さ、2年生のハーモニー、3年生の圧倒的な声量や男女のバランスと表現力…本当に素晴らしかった。中学生はこんなに成長するのかと感動した。来年も聴きたい。」と高い評価をしてくださり、改めて二東生を誇りに思います。なお、この一大イベントは、周年事業実行委員やPTA本部役員の皆様が昨年から、更に10名以上のボランティアさんを含め、前日は夜6時から、当日は1日中、準備や運営を支えてくださいました。本当にありがとうございました。
話は変わりまして、10月は実りの秋にふさわしく、他にもたくさんの貴重な体験・協働がありました。1つ目は、22日(火)第24回さいたま市中学校駅伝競走大会です。晴天に恵まれ、荒川総合運動公園にて、市内中学校63校が学校のプライドをかけ、一斉にスタートする盛大な大会となりました。特に今年の本チームの特長は、15名を超える3年生が駅伝に挑戦し、後輩たちを引っ張ってくれたことです。体づくりと受験勉強の二刀流は、苦労が多かったことと思いますが、確実に達成感として力になったことでしょう。結果は、男子19位、女子45位となり、女子の1区2年大髙 桐花さんは、スタート後の混雑さで転倒するアクシデントに見舞われましたが、瞬時に立ち上がり、意地を見せる走りに沿道から大きな拍手が送られました。男子6名、女子5名の代表選手と仲間たち、チームの思いが詰まった襷をつなぐ素晴らしい走り…駅伝チームの皆さん、感動をありがとう。2つ目は、26日(土)避難所開設訓練と大宮区民ふれあいフェア等です。50名を超えるボランティア生徒や教職員、また吹奏楽部の演奏や様々な美術作品展示など、地域の方々と交流・協働を通して、たくさんの笑顔が輝きました。これからも、皆様の変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げます。