学校だより
「進んで」学ぶ
校長 古川 明子
これから、二東生の皆さんが生きていく社会は、AI等の急速な発達により、先行き不透明な時代になると言われています。今ある仕事は、皆さんが大人になるときに、そのまま残っているとは限りません。今はない、新しい職業が生まれていることもあるでしょう。キャリア段階に応じて、どんどん仕事を変えていくことが当たり前の時代になっているかもしれません。
何が皆さんにとって必要な学びになるかは、将来、その時にならないと分からないのです。すぐに必要となる学びもあれば、すぐには必要にならないけれど、数年後、数十年後に必要となる学びもたくさんあります。だからこそ、皆さんには、今の価値観を基準にして、必要か必要でないかを判断することなく、目の前にある「学びの機会」を「進んで」手にしてほしいのです。
学校には、無数の「学び」があります。
授業はもちろんですが、学校行事への取組や、委員会・係活動、清掃や給食、クラスメイトや先生とのコミュニケーションの取り方や接し方、時や場所、場面に応じた言葉遣いや行動など、公(おおやけ)の場である学校での「学び」は、二東生の皆さんの力となり、その積み重ねが、将来の財産となります。
「学ぼう」と意識をしなくても、日々繰り返していく中で、自然と皆さんの中に、力は身についていくことでしょう。しかし、「進んで」学ぶことによって、より多くの学びを力に変えることができます。意識が変われば、学びの質が変わります。二東生の皆さんには、これから始まる2学期、皆さんの周りにある無数の「学びの機会」を「進んで」手にして、学びを皆さん自身の大きな力に変えていってほしいと思います。
先生たちは、皆さんの「学び」の力になります。分からないことや、困ったことがあれば、どんどん頼ってください。
二東生の合言葉である「スマイル」の「ス」は「すすんで学習する」。自ら進んで学び、考え、判断することです。今、目の前にある「学びの機会」を「進んで」手にして、たくさんの学びを、皆さん自身の力に変え、その積み重ねを財産としてください。
2学期も、二東生の皆さんの「輝く笑顔」と「スマイル」あふれる活躍を期待しています。